丸紅ベンチャーズ、可搬型の電源装置を開発する米Moxion Powerに出資
~仮設電源の脱炭素化を目指す~
丸紅ベンチャーズ株式会社(以下、「丸紅ベンチャーズ」)は、可搬型の電源装置を開発する米Moxion Power(本社:カリフォルニア州リッチモンド、CEO:Paul Huelskamp)に出資しました。丸紅ベンチャーズが今回参加したMoxion PowerのシリーズBラウンドは、米Tamarak Globalリードが投資家となり、既存投資家の米Energy Impact Partnersに加え、建設機械レンタル大手の米Sunbelt Rentalsや、米AmazonのClimate Pledge Fund、Microsoft Climate Innovation Fund、米Suffolk Technologies、米Enterprise Holdings Venturesなども参加しました。今回のラウンドにおけるMoxion Powerの調達額は1億米ドルです。
Moxion Powerは、建設、イベント、エンターテインメント、映画制作、運送といったさまざまな産業に向けたクリーンで可搬型の電源装置を開発するために2020年に設立されました。こうした産業では仮設電源として、化石燃料を使う発電機が広く利用されてきました。Moxion Powerの技術は、こうした産業で聞かれるようになった仮設電源のエネルギー効率の向上や二酸化炭素の排出量抑制を求める声に向けたものです。Moxion Powerは独自の技術と垂直統合型のビジネスモデルによって、従来の発電機に代わるクリーンで長時間動作する電源装置を実現します。
Moxion PowerはSunbelt Rentalsと複数年契約を締結しています。今回調達した資金は製品開発と、増加している需要に対応するための製造能力の拡大に使います。丸紅ベンチャーズは今回の投資を通じて、Moxion Powerのさらなる事業拡大を支援していきます。
Moxion Powerについて
本社:米国カリフォルニア州リッチモンド
Founder & CEO:Paul Huelskamp
主な投資家:Tamarack Global、Energy Impact Partners、Sunbelt Rentals、Amazon’s Climate Pledge Fund、Microsoft’s Climate Innovation Fund、Enterprise Holdings Ventures、Suffolk Technologies、Rocketship.vc