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丸紅ベンチャーズ、データ処理の⾼速化システムを開発するNeuroBladeに出資

プレスリリース

~演算回路を集積した専⽤メモリを利⽤しデータ転送のボトルネックを解消~

NeuroBlade CEOのElad Sity氏(右)とCTOのEliad Hillel氏(左)

丸紅ベンチャーズ株式会社(以下、「丸紅ベンチャーズ」)は、データセンター向けに次世代のデータ処理システムを開発するイスラエルの NeuroBlade(本社︓テルアビブ、CoFounder & CEO︓Elad Sity)に、Intel Capital や MediaTek などと共に出資しました。「丸紅ベンチャーズが投資家として加わったことで、⽇本市場の開拓を進められることを⼼強く思っています」(Co-Founder&CEO の Elad Sity ⽒)。

NeuroBlade が開発するデータ処理システムは、専⽤の演算回路を集積したメモリ「XRAM」を利⽤することで、データ転送のボトルネックを解消することを特徴としています。こうした仕組みは PIM(processing-in-memory)と呼ばれ、研究分野では⻑年提唱されてきました。NeuroBlade はこの仕組みを実現する XRAM の商⽤化に成功し、検索クエリなどを扱うデータ処理分野に向けて、XRAM を搭載した専⽤アプライアンスとその上で動作するソフトウエアを組み合わせたシステムとして提供を開始します。このシステムはデータセンターなどに設置したサーバーにおいて CPU と連携し、データ処理のアクセラレーターとして機能します。

NeuroBlade は、世界中の最先端の顧客やパートナーに対してシステムの提供をすでに開始しています。これらのシステムは世界最⼤規模のデータセンターで稼働する予定です。「コンピュータ・アーキテクチャの新しい構成要素となる我々のシステムを導⼊することで、企業は社会が直⾯する重要な問題に迅速に答え、ビジネスチャンスを⼤幅に改善することが可能になると期待しています。既存のシステムに⽐べて 100 倍以上もデータの処理と分析を⾼速化できるためです」(Co−Founder&CEO の Elad Sity ⽒)。

データ処理を⾏う既存のシステムでは、外部記憶装置、メモリ、CPU の間でデータを⾼頻度に転送する必要があり、これが検索クエリなどのアプリケーションの実⾏時に、性能低下やレスポンスタイムの増⼤の主な原因になっています。NeuroBlade は、こうした現在のアーキテクチャでは爆発的に増⼤するデータ分析のニーズに対応できないことを認識し、データ転送の必要性を排除することでデータ分析の性能を⼤幅に⾼速化する今回のシステムを開発しました。

丸紅ベンチャーズは、今回の出資を通じて、NeuroBlade 社の事業拡⼤を⽀援していきます。

NeuroBladeについて
本社︓イスラエル(テルアビブ)
Co-Founder & CEO:Elad Sity
株主:Grove Ventures、Intel Capital、StageOne、MediaTek、Discount Capital、PSMC ほか
NeuroBlade は、データ処理をメモリの制約から解放することで、顧客企業が、ビッグデータが内包するインサイトに到達するまでの時間を短縮できるようにすることを⽬標として、2018 年に設⽴されました。Intel、Marvell、TI などの企業においてシステム開発および半導体設計で経験を積んだチームが率いる NeuroBlade は、クエリ処理速度の業界基準を引き上げるべく、Intel Capital や MediaTek などの多数の⼀流 VC や戦略的投資家から投資を受けています。

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